冬の秋田おこしインターンシップ!2018活動報告ページ

秋田おこしインターンシップ
紙風船上げチーム活動報告

2018年秋田おこしインターンシップでは、秋田県上桧木内にて、雪中紙風船上げの運営に参加しています。
このページでは、4人の活動報告をしていきます。

メンバー自己紹介

  • のどか
    国際教養大学2年生。グローバルスタディズ専攻。旅行が好き。大学では竿燈まつりに関わっていて、秋田の伝統行事が好きで今回このインターンシップに参加しました。
  • このみ
    国際教養大学3年生。グローバルスタディズ専攻。基本は出不精だけど、イベントは大好きです。今回は初めて秋田のお祭りに内側から関わりたいと思いインターンシップに参加しました。

  • はやと
    東海大学4年生。観光学部。今まで46都道府県を訪れた経験を活かして日本の魅力を伝えたいと想い、春から旅行会社へ。秋田の現状を肌で感じたいと思いインターンシップに参加しました。
  • みずき
    東京工業大学3年生。生命理工学部。1年生で留年を経験したため、5年ある大学生活をより濃いものにしようと、興味がわけば迷わずそこに飛び込むように心がけている。面白いことを探して、島キャンに参加し、そこで地方活性化の面白さに気づき、今回のインターンシップの参加を決めました。
  • のどか
    国際教養大学2年生。グローバルスタディズ専攻。旅行が好き。大学では竿燈まつりに関わっていて、秋田の伝統行事が好きで今回このインターンシップに参加しました。

農家民宿のどか(このみ)

私たちが宿泊した農家民宿のどかは、西木町にある一軒家のお宿です。高橋由希子さんとそのおばあちゃんの2人で経営しています!お二方ともとても優しく、祭りの準備で遅くなってしまっても駅に迎えに来てくれ、雪でぬれた服を薪ストーブで乾かしてくれて暖かく歓迎してくれました。そんなのどかで一番楽しみだったのがご飯です。お家で採れた野菜がふんだんに使われた料理はいつも美味しく私たちは毎回おかわりをして食べていました。また、水も井戸水を使っていて一度飲んだら他では飲みたくなくなるくらいおいしかったです。上桧木内の紙風船上げにお越しの際はぜひこちらに宿泊してみてくださいね!

住所 仙北市西木町上新井字下橋本97-2
電話 0187-47-4250

上桧木内への旅の相棒!内陸線(このみ)

上桧木内へ行くのに欠かせないのが、この内陸線です!私たちは準備の段階から毎日これに乗って会場へ行っていました。緑の車体の横側に可愛らしい秋田の魅力の詰まったイラストが施されています。車内にはたくさんの秋田犬の写真が飾られていてついつい見とれてしまいます。2月には窓から一面の雪景色を見ることができて飽きることはありません!紙風船上げ当日は臨時の電車も出るので会場までいくのにピッタリです!!

いざ本番!風船上げ🎈(のどか)

長い期間に渡って準備してきた紙風船が遂に飛んでいく瞬間。製作してきた地域の方・地元の子どもたち・観光客…全ての人が輪となり、カウントダウン。
熱気球の原理を利用して風船を打ち上げます。
大きなバーナーを風船の中に入れて、参加者一丸となって風船を回します。
すると、外気との温度差で風船が膨らむのです。
紙風船と共に膨らんでいく希望。そして、全員で一斉に手を離すと、秋田の空に瞬く間に飛んでいきました。

言うまでもなく、このまつりで一番楽しみにしていた瞬間です。

しかし、今年は生憎の雨。
雨で重くなると飛ばないということで、凧揚げのように紐を取り付け、途中まで飛ばしました。

全体での一斉打ち上げは叶わなかったものの、
雪景色と炎のコントラストに感動しました。

運営に参加して(のどか)

秋田の文化財の観光化というテーマに興味があって、今回参加しました。

大学で「秋田農村学」という授業をとったことがあり、そこでは秋田市における番楽の継承、保存についての研究を行っていました。
高齢化や過疎化が進んで担い手が減ってきていることもあり、民俗文化としては衰退傾向にあります。
そこで私が地元の方々から学んだのが、
「民俗文化は観光資源ではない。コミュニティの絆や世代間のつながりを作るためのもの」ということでした。
正直、地方の伝統文化やまつりに対してお客さん目線が強かった私にとっては、新たな発見でした。

今回、参加した上桧木内も、同じでした。
こちらは観光色が強いものの、集落のみなさんには、家族の話、子供の話、コミュニティの話をたくさん聞かせていただきました。
文化財については、漠然と「なんで伝統を継承するのだろう」という疑問が強かったのですが、これって、観光客のためというよりはコミュニティのためなんだと強く感じました。

私が思うまつりの魅力って、世代間の交流ができることだと思います。
学校や会社に行っていると、特定の層の人としか出会わないですよね。
でも、コミュニティ全体で参加するまつりがあることで、いろんな世代の「ご近所さん」がつながることに意味があるのではないかなあ、と思いました。



地域の方々と関わること(みずき)

今回、自分の中の目標で、地域の方々と話をし、しっかりと関わりを持つことを決めて、インターンシップに参加した。結果として、お祭りの準備をする際に、しっかりとコミュニケーションをとることができ、かかわりを持つことができた。
私たちは、お祭りの前日にはじめて集落へ行った。
はじめて行って、案内された場所は、集落の集会所のような場所。そこでは、女性の方々が机に向かって、楽しそうにわいわいしながら、ご飯を作っていた。どうも、次の日、屋台で使うラーメンの仕込みをしていた様子。みんな、楽しそうに「これがたいへんなのよぉ~」と言いながら、準備にいそしんでいた。そして、作り終わったらちょうどお昼の時間になり、すぐ試食タイムに入った。
そして、だんだんと男性陣の顔が見えてきて、昼ご飯を食べ終わるころには、たくさんの方々が集まっていた。
その日は、準備らしい準備はそれだけで、そのあとは上桧木内を歩ける範囲で散策させてもらった。

次の日からはは、インターン組も男子と女子で別れて準備を始めた。
私ら、男子陣は外で屋台のテント建てから、調理器具の設置、食事を食べるいすや机も設置した。
女子陣は集会所の中でその日売る食材の準備や、昼ご飯を作っていた様子。

私は、結構いろいろなイベントなどに参加したり、キャンプ経験も結構あるので、任せろ!って気持ちで挑みました。結果としては、ちゃんと役に立てたかなと思う。
しかし、集落の方々は毎年やているからか、本当に手際が良い。また、細かい小道具の扱い(ビニールひもや、電気配線など)にたけていて、すごいなと感じた。そして、何より「うわっ、それは盲点だった!」と思ったのが、普段東京では、いすや机の高さを調節するときに、低い方の足と地面の間に何かものを挟んで高さを調節する。しかし、こちらの豪雪地帯では、高いほうの地面を掘って高さを調節していたのだ!つまり、雪をかいて高さを調節したんだよね。まー当たり前にこちらの方が楽なんだけどね。その発想はありませんでした。

また、準備していての感想としては、雪の中でのテント張りは初めてで、とても寒かったなーっていうのが素直な感想で、軽トラックがないと生きてけない!とも強く思った。荷物を全部軽トラで運ぶのよ。そりゃー重いもんだからね。
でも、準備に関しては、そこまで都会での準備とあまり買わなかったなと思った。

それにしても、準備が終わった後のビールはおいしかったな~!
あまり強くないからそんなに飲めないけど笑
地域の方々も、それをモチベーションにしてるところあったからね。みんな一緒だ。
さて、あとは、お祭りを楽しむだけだよね!すごく楽しみだ!

下が完成したお祭りの時の写真!

お祭り当日に売るラーメンの仕込みをしている様子。
女性陣が総出で行う。

当日使用するジェットヒーターなどの燃料を補給している様子。
トラックに乗せたまま給油する。

当日、開催場所のセンターにある大きな火をつける場所。
当日は寒くてみんなこの近くに集まっている。

紙風船はたたんでビニルシートで包まれている。近くの廃校の体育館に保管してあり、そこから、トラックに積んで持っていく。

屋台の電気をつけている様子。
うまーくひもを使って上の鉄棒につるしている。

こちらが電気をつるし終わった後。
綺麗に設置されており、小道具の使い方がすごくて一人で感動していた。

最後に、なんでこのお祭りはずっと続いてるんだろう。
代々引き継がれているんだろう。
そう疑問に思って聞いてみた。
そしたら、返ってきた答えがとても共感できたんだ。

「地方の人ってのは絶対都会にでていくんだ。それで、俺みたいに戻ってきた人もいるけど、そうじゃなくて、都会に家を買っちまって、家族を持ったら、もうほとんどこっちには戻ってこない。それこそ、帰省の時くらいにしかね。でも、そのうち、戻ってきててもお互い仕事があって、会おうにも会えないし、声もかからなくなる。しまいには、親が死んで、この地元に戻ってくるきっかけがなくなる。でも、俺は、みんなに会いたいんだよな。久しぶりに会って、「今どうしてんの!?」って話がしたい。だからこそ、お祭りを毎年しっかりとやりたいんだ。みんなが戻ってくるきっかけになるように。」(記憶によるもののため一部違う可能性があります。)

なんてかっこいいんだ。。。
そして、続けてこうも言っていた。

「この時期ってぶっちゃけ戻ってきにくいんだよね。2月の中旬ってさ。休みがあるわけでもないし。だから、今お盆にお祭りやってるんだよ。まだ2,3年目なんだけど。本当に、お盆帰りで戻ってきたやつらが、ただ家に閉じこもってるんじゃなくて、ふらっとこれるお祭り。ふらっと来たら、子どもの時の学校の先輩がいて、後輩がいて、同期がいて。それでわいわいできたらすごく楽しいじゃん。だから、この夏のお祭りもちゃんと続けたいんだよね。」

あーそういうことか。お祭りって、いろんな理由ではいじまったと思うけど。それはだんだんと形を変えて、さらにいろんな意味をもっていくんだなぁって改めて気づかされた。
地域っていいなっていつも、地域の方と話すと思うけど、こういう地元が好きだからっていう思いが根底にあって、いろんな活動をしているから、本当にいいなって思うんだろうな。って改めて思った。

来年も行きたいと強く思ったので、また来年も行こうと思います!