鈴木酒造

凍てつくような寒さ厳しい雪の中、静かにたたずむ酒蔵。

「和醸良酒」とはよく言ったもので、
秋田・仙北平野の美味い米と澄んだ水との結晶が熱い人々によって醸し出される。

この地で愛し愛される銘酒・秀よし。320余年の伝統と自然と人が醸す酒は一味も、二味も違う。





冬の秋田おこしインターンシップ!2018活動報告ページ

想いを...

2018年2月7日から13日まで4人の大学生が酒造りのインターンを行った。

力仕事が多い中、役に立てることがあまりに少なく悔しかった...

それでも、酒造りを通して生まれた優しく、温かい蔵人たちとのつながり。
肌で感じた彼らの想いが皆様に伝わりますように...


4人のインターン生

国際教養大学4年
山本真子

秋田を離れるのが辛すぎる😢

秋田で過ごして日本酒が大好きに…♥️
美味しい肴と共にお酒を飲むのがなによりの幸せ😆
そして温泉があればこれ以上ない幸せ。
→全部揃う秋田、大好きです。

国際教養大学2年
長澤日菜子

お母さんみたいってよくいわれる笑

今まで秋田から出たことがないのが若干のコンプレックス。マイナーな国を攻める旅行が好き!初海外はブータン。このインターンを機に日本酒好きになりました!

慶応義塾大学3年
服部真奈

三度の飯より…三度の飯!

朝はトースト、昼はサンドイッチ、夜はシチューにパ…いや、1日頑張った締めの日本酒は譲れません!つまみは、イカの塩辛ですかね?渋いとよく言われます笑
お酒は弱いけどちびちび美味しいものを飲むのが好きです。こだわりの日本酒に携われて良かったです!

国際基督教大学3年
宮本惠生

ふわふわしてると言われるけど

趣味は旅行、サッカー、サンバなどで意外と行動派。お酒も好きで、飲んだり飲まれたり…?笑
見たい、会いたい、食べたい、飲みたい、、、「したい」があればどこへでも向かいます!

鈴木酒造店

秀でてよし、秀よし

秋田県大仙市、雪深い地域に位置する鈴木酒造店。
320年余の歴史と伝統を受け継ぎ造る酒は、地元のみならず全国で愛される。極寒の冬に生まれる秋田の地酒、秀よし。蔵の中では静かにそして熱い思いで造られる酒がある。

秀よしの蔵は年中開放されており、蔵の中の見学や日本酒造りを学ぶことが出来る。外国人観光客も多く日本酒人気は世界中からも高い。蔵案内は英語対応もしており秀よしの魅力を世界規模で発信している。

秀よしファン集まれ!

蔵の大きな行事の一つである蔵開放が今年も行われた。お酒のお披露目会のようなもので、毎年「八乙女」という限定酒がこの蔵開放で楽しめる。今年は約1000人の応募の中、抽選で選ばれた200人が秀よしの蔵に足を運んだ。餅つき、じゃんけん大会、秋田舞妓との座敷遊びなど来場者が楽しめるイベント盛りだくさんの蔵開放である。

来場者の年齢層も意外にも広く、若者から年配の方まで様々。お酒を飲み、顔を赤らめて、その時間を楽しんでいる光景を見て私たちの心まで温かくなった。それと同時に秀よしのお酒は、私たちの生活を豊かにする大切な要素の一部であることを実感した。

白熱!じゃんけん大会

豪華商品を賭けたじゃんけん大会。1番の盛り上がりをみせたイベントである。インターン生や秋田舞妓との真剣勝負。お酒の入った大人たちがじゃんけんに燃えてる姿は少しクスッと笑ってしまうほど。なんと一等は大吟醸をプレゼント。

うまい酒とうまい肴

お酒に欠かせないのは当ての肴。若女将さんたち手作りのおつまみ3点盛り、もつ煮込み、粕汁、がっこはどれも大人気。多くの料理に秀よしのお酒が使われていて八乙女との相性はバッチリ。

酒屋唄のお披露目

来場者の方の暖かい手拍子とともに歌った酒屋歌。ステージの上に立つと意外にも緊張するもので、歌詞が飛びながらも笑顔で歌い終えた。昔はこの唄を歌いながら作業してたそうだ。

酒蔵の1日に密着

日本酒…
原料は主に米と水。
そんなシンプルな原料から生まれるとは思えない多彩な香りと味。
そこには刻々と変わる日本酒醸造の過程に向き合う蔵人さん達の丁寧な造りがあります。

杜氏さんは言います。
「思った通りにはならないが、やった通りにはなる」
日本酒造りの現場、酒蔵の1日を覗いてみましょう
注)今回数日に渡り日本酒造りを体験させて頂いたため、以下は私達の数日間の体験を合わせまとめたものとなります。

米を蒸す

おはようございます。
この日、朝いちばんで行われていたのはお米を蒸す作業。
私達が普段食べるお米は炊きますが、お酒用のお米は炊くのではなく蒸します。
蒸しあがるころには、大量の水蒸気が噴き出します。

米を冷まし運ぶ

蒸しあがったお米は機械によって冷やされ、次の工程へとむかいます。
(主に発酵のタンクにいくものと、麹を繁殖させる部屋にむかう2つにわかれます。)
お米は蔵人によって運ばれたり、パイプをつたい移動していきます。
ぶれた写真しか撮れなかった程、蔵人さんの動きは早いです。
蔵の中は服7枚重ね着しても寒いくらいですが、お米を運ぶうちにあたたかくなってきました。

米をタンクへ入れる

次に案内していただいたのは、タンクが立ち並ぶ一室。
このタンクの中は、まさに発酵の最中です。
耳をすませば、発酵のぷちぷちといった音が聴こえてきます…

日本酒は「三段仕込み」という方法で、三回に分けて原料のお米や水、麹米などをタンクにいれていきます。
写真は、先ほどの蒸しあがったお米がタンクに入れられていくところです

麹を繁殖させる

タンクへ入れるお米とは別に麹を繁殖させる部屋に運ばれたお米はというと…
麹室と呼ばれる部屋で2-3日かけて麹菌をお米につける作業に入ります。
麹の繁殖には、温度と湿度の管理がとても重要。
蔵の他の場所とは違い、暖かく、いや、暑いくらいで、作業を体験させてもらううちに額に汗が浮かびます。


発酵しているタンクの中をかき回す

再び、発酵しているタンクが並ぶ部屋に戻ってきました。
ここでは細長い棒を使い、タンクの中をかき回していきます。
私も体験させてもらいましたが、、、
重い!!!
私の力では、なかなか棒を上に引けません…
ということで、蔵人さんに交代。
さすがです。力強く確実にタンクの中がかき回されていきます。

日本酒を搾る

次に私たちが見学させていただいたのは、日本酒を搾っているところです。
この日は「袋吊り」が行われていました。
袋吊りとは、醪(米、水、麹米などを発酵させたもの)を袋に入れ吊るします。
重力によって落ちてくる雫のみを使う贅沢な日本酒です。

その後…

その後は、タンクをかき回す作業や、麹室で麹の付いたお米をほぐす作業などを繰り返し行いました。
発酵は麹や酵母などの菌(生き物)が相手なので、状況は常に変化しています。
そんな発酵の状態に合わせて、麹の付いたお米をほぐしたり、タンクの中身をかき回したり、温度を調節したり…
私達インターン生は5時で作業を終了しましたが、杜氏さんは酒蔵で寝泊まりをし、麹などの様子をチェックするそうです。

体力のみならず研ぎ澄まされた五感を使った観察力も必要な日本酒造り
より優れた日本酒を造るために、日々研鑽と努力を続ける酒蔵の1日を覗かせてもらいました。
知れば知るほど奥深い日本酒の世界。今回の体験で、日々の一杯がより美味しいものになりました。

米を蒸す

おはようございます。
この日、朝いちばんで行われていたのはお米を蒸す作業。
私達が普段食べるお米は炊きますが、お酒用のお米は炊くのではなく蒸します。
蒸しあがるころには、大量の水蒸気が噴き出します。

秀よしの日本酒

日本酒を飲んでみよう

瓶につめたら日本酒の完成。いよいよ秋田の名酒が世に売り出されます。日本酒はみんな同じ…と思う人もいるかもしれません。実は私も秋田に来る前は思っていました。しかし、1つ1つにこだわりのある鈴木酒造店では、甘味・辛味・旨味の度合いが全然違いました。一体どのような日本酒があるのでしょうか?

日本酒飲み比べ

発泡清酒 
ラシャンテ

日本酒では珍しい発泡酒。まるでシャンパンのよう。日本酒が苦手という方はまずこのお酒から試してみると良いでしょう。さっぱりした味わいの中に米の旨味を感じます。お勧めの食べ方はイチゴを入れること。よりフルーティーな味をプラスして楽しめます。

純米吟醸酒 松声

秋田県産のあきた酒こまちと水といった素材の味を存分に味わいたい方にはやはり純米酒。甘めでのどごしが豊かであるお酒なので飲みやすくなっているでしょう。

純米酒 
絞りたて生酒

日本酒が作られる冬のみの限定販売。また、他の店舗では売られていないため、鈴木酒造店でしか飲めないお酒となっています。
新鮮でフルーティーな甘さのある日本酒です。

本醸造原酒 八乙女

年に1度の酒蔵開放の時のみ売られる貴重な日本酒。原酒のため辛めではっきりとした味わいとなっています。これが飲めたらかなり通…!?酒蔵開放の後、インターン生で美味しく頂きました。日本酒本来の良さを知ることができる1本です。

日本酒豆知識

生酒とは?
「火入れ」を行わない日本酒のことです。本来デリケートな日本酒は時間が経つと腐敗してしまうため、加熱処理を行います。しかし、生酒は火入れを行わないことで新鮮さを引き出し、より上質な米と水の味わいが楽しめます。

吟醸酒、純米酒、本醸造酒の違いは?
吟醸酒は低温で発酵させる工程を行ったお酒のこと。あっさりとした味わいとなっています。
純米酒は米、水、米麹のみで作られており、本醸造酒のように醸造アルコールは含まれません。そのため米の旨みや甘さが存分に引き出されます。
本醸造酒は醸造アルコールを加え、お酒の良さを引き出しています。滑らかな味わいが特徴です。

原酒とは?
絞ったお酒に水を加えることなく、瓶に入れるお酒のこと。本来は水を入れることでアルコール度数を低くするため、原酒はそれに比べてアルコール度数が高くなっています。日本酒の本当の味を楽しみたい方にお勧めです。


日本酒はこんなにも奥が深いのです。秀よしにはこの他にも沢山の種類の日本酒があります。インターン最終日には色々なお酒を飲み比べてみました(夢中になりすぎると酔ってしまうので注意しましょう)。
あなたも是非この奥深さに酔いしれてみませんか?

ちょこっとおまけ蔵情報

とにかく寒い!!!!

屋内とはいえ蔵の中はほぼ外と変わらない温度です。これがとっても寒い!冗談じゃないくらい気温が低いんです。

ここで作業の時のコーディネートを紹介します笑

上半身 作業着の下にはヒートテック、タートルネック、パーカー
    なんと4枚重ねても凍えます。(寒がりの服部はスキーウェアを持参し、計7枚着ました。それでも寒かったです。)

下半身 作業着の下にスウェット、靴下2枚重ね、足用のカイロ
    靴下の重ね履きがポイントです。そうしないと足の指先が、、、

写真でもおわかり頂けるとおり4人とも着ぶくれしています笑 普段はもう少しシュッとしてるはずです、、こんな寒さの中、おいしいお酒は生まれます。

非常に寒いが、、、

どれだけ厚着をしても止まらぬ震え。

あれ、でもホカホカしてきたぞ...?

一緒に卓を囲めばほころぶ頬と赤らむ顔。
泊まりで働く杜氏さんと蔵人さんたちと毎晩ご飯を一緒に食べさせてもらいました。
「楽しく飲まなきゃ」
「酒を造るものはお酒に飲まれちゃいけない」

”寡黙な職人”のイメージは吹き飛んで(働いてる時も優しさしかありませんでしたが笑)、秀よしのお酒を嗜んで、蔵人さんと楽しく過ごしていました!
(合言葉は「同意の上で笑」ついつい調子に乗って飲んでしまいます笑)

インターンラストナイトは若女将さんが作ってくれた絶品秋田の料理と日本酒で乾杯!
乾杯から最後まで日本酒だけというこの上ない贅沢。

「みなさんに出会えてよかった~」としみじみ。

もう寒さなんてどこへやら。


アクセス

合名会社鈴木酒造店
014-0207
秋田県大仙市長野二日町9

  • 「秋田新幹線こまち」角館駅から車で10分
  • 「JR田沢湖線」羽後長野駅から徒歩10分
  • 「羽後交通バス」中仙薬局前バス停から徒歩1分

酒蔵周辺情報

角館

武家屋敷と桜の名所で有名な角館。
春だけではなく、冬には火振りかまくらまつりなど季節を問わず楽しめる。

CLICK

乳頭温泉

温泉郷で有名な乳頭エリア。
日本酒を嗜み、温泉を堪能する。そんな贅沢があるだろうか。

CLICK

田沢湖

日本で最も深い湖、田沢湖。
瑠璃色の湖面は美しく、四季折々の表情が楽しめる。

CLICK

鈴木酒造店の周りには他にも魅力がたくさん!
せっかくここまでやって来たら足をのばしてみては?

最後に

和醸良酒

日本酒は、和によって醸され、和をも醸す。


自然と人との調和で生まれる酒。
酒を通して芽生え、紡がれる人の和。

鈴木酒造、秀よしの和がこれからも結ばれ続けますように。